日々、スキンケアに励んでいる私だが、「前より綺麗になったのか?」という判断は、あくまで主観に頼るしかない。
もし、自分の肌の状態を数値で可視化できれば、今のスキンケアが本当に肌に合っているか確認できるし、結果が出ていない製品をダラダラと使い続けることもない。
そこで、肌の水分・油分を計測できるスキンチェッカーの導入を決意。
なるべく測定精度が高いスキンチェッカーを選ぶために、標準偏差を用いて検証したので、その結果をシェアする。
測定精度の検証方法
今回、スキンチェッカーの測定精度を検証するため、登録者100万人以上の美容系YouTuber「EGA.channel」のエガちゃん(本人曰く「美容系と言ったことはない」とのこと)の動画で登場した5つのスキンチェッカーの数字を使わせていただく。
エガちゃんが調べたスキンチェッカーは以下の5つ
- ①水分油分チェッカー - peipai
- ②美ルル | スキンチェッカー - KRD1042N-WT
- ③スキンチェッカー - 両肌研究室
- ④モイストスキンチェッカー - B-plus
- ⑤美ルル | スキンチェッカー | KRD1042
調べ方は、5つのスキンチェッカーを同じ部分にあてて3回ずつ計測。数値にバラツキがあるか調べるというもの。
同じタイミングで同じ箇所を計測したにも関わらず、数値にバラツキがあるスキンチェッカーは、そもそも信用できないことになる。エガちゃんは目元を計測していた。
結果がコチラ↓
一回目 | 二回目 | 三回目 | |
製品名 | 水分 / 油分 | 水分 / 油分 | 水分 / 油分 |
①水分油分チェッカー - peipai | 43% / 30% | 40% / 26% | 46% / 33% |
②美ルル | スキンチェッカー - KRD1042N-WT | 57% / 18% | 68% / 18% | 65% / 19% |
③スキンチェッカー - 両肌研究室 | 47% / 47% | 62% / 41% | 56% / 43% |
④モイストスキンチェッカー - B-plus | 47% / 22% | 43% / 26% | 46% / 22% |
⑤美ルル | スキンチェッカー | KRD1042 | 48% / 20% | 45% / 23% | 47% / 22% |
②と③はバラツキがある
①と④と⑤はほとんど差がなかった

エガちゃんは⑤が良い感じかもと言ってました。
バラツキを調べる
このエガちゃんが調べた数値を使わせてもらい、バラツキ度を調べる。
三回計測した中で最も高い数値と最も低い数値を引く。
水分量のバラツキ
まず水分
- ⑤美ルル KRD1042 48−45 = 3%
- ④B-plus 47−43 = 4%
- ①peipai 46−40 = 6%
- ②KRD1042N-WT 68−57 = 11%
- ③両肌研究室 62−47 = 15%
⑤美ルル KRD1042N(3%)が最もバラツキが少なく、③両肌研究室(15%)が最もバラツキが大きい結果となった。
油分量のバラツキ
続いて油分
- ②美ルル KRD1042N-WT 19−18 = 1%
- ⑤美ルル KRD1042 23−20 = 3%
- ④B-plus 26−22 = 4%
- ③両肌研究室 47−41 = 6%
- ①peipai 33−26 = 7%
最もバラツキが少なかったのは②美ルル KRD1042N-WT(1%)。水分で1位だった⑤KRD1042(3%)は油分でも2位と優秀。
油分で最もバラツキが大きかったのは①peipai(7%)でした。
測定精度が高いスキンチェッカーランキング
最後に標準偏差を用いて、バラツキが少ない順にランキング化します。
標準偏差とはデータのばらつき具合を表す統計指標で、平均値からどの程度データが散らばっているかを示す数値です。
水分標準偏差
- ⑤美ルル KRD1042 1.53
- ④B-plus 2.08
- ①peipai 3.00
- ②美ルル KRD1042N-WT 5.69
- ③両肌研究室 7.55
油分標準偏差
- ②美ルル KRD1042N-WT 0.58
- ⑤美ルル KRD1042 1.53
- ④B-plus 2.31
- ③両肌研究室 3.06
- ①peipai 3.51
上記の水分と油分の標準偏差を足して、総合力を評価。
数字が低いほどバラツキが少ない=安定感があることになる。
結果はコチラ↓
スキンチェッカー安定度ランキング
- ⑤美ルル KRD1042 3.06
- ④モイストスキンチェッカー B-plus 4.39
- ⑤美ルル | スキンチェッカー | KRD1042N-WT 6.27
- ①水分油分チェッカー - peipai 6.51
- ③スキンチェッカー - 両肌研究室 10.61
安定感ランキング1位は⑤美ルル KRD1042(3.06)でした。水分のバラツキ1%、油分のバラツキ3%と、高い安定感を発揮し、堂々のトップ。
一方、5位は 両肌研究室(10.61)。商品比較サービス「マイベスト」のサイトではスキンチェッカー部門で1位だったので、意外な結果に。
KRD1042は定価2,980円 (税込) だが、アマゾンセール中は2000円を切ることもあり、コスパ抜群。
スキンチェッカーの購入を検討している方はKRD1042を選択すれば間違いないだろう。俺はこの検証を行う前に、SNSでよく見かけるという理由でpaipaiを買ってしまい、後悔している。