どーもキッタです!
そんな悩みにお答えしていきます。
結論:先延ばしにしてしまう理由は「ウィルパワーの不足」です。
本記事の内容
- ウィルパワーとは
- ウィルパワーにはHPがある
- ウィルパワーのHPを回復させる方法
- ウィルパワーの鍛える
この記事を書いている僕自身も
みたいな感じで悩んでいました。
やるべきことをやらない意志の弱い自分を責めたりもしました。
でも、ダイゴさんの書籍「自分を操る超集中力」をみて「ウィルパワー」の存在を知ってから、なぜ先延ばしにしてしまうのか真の原因がわかりました。
この記事では、「ウィルパワー」を理解することで、あなたが「やるべきことをしっかりやれる」人になれるように解説していきたいと思います。
ウィルパワーとは
ウィルパワーとは意志力のことで、集中力や意志をコントロールする力のことです。
「ウィルパワー(意志力)」というのは、最近欧米の心理学で使われるようになってきた心理用語です。意味は一言で言うと「目標を成し遂げる力」のことです。日常でも決めたことがやり遂げられないとき「意志が弱いな」と言いますね。まったく同じです。
ただ意志力の対象とする範囲は広く、結婚や就職といった意思決定も入りますが、身近な「朝きちんと起きて会社に行く」「メールに返信する」といった日常のほぼ全ての活動が含まれます。
ウィルパワーにはHPがある
- ウィルパワーには限りがある
- 意志決定によって消費される
- 先延ばしにしてもウィルパワーは削られ続ける
ウィルパワーには限りがある
ウィルパワーには限りがあります。
例えば、仕事で疲れて帰ってきた後に、勉強とかやろうとしても、なかなかできないですよね?
それは、すでに仕事でウィルパワーがつかわれていて、帰宅した後も何かをやるという気力は、もはや残っていないからです。
ポケモンのHPでいうとゲージが赤になって、ひんし寸前に追い込まれている状態です。
意志決定によって消費される
ウィルパワーは「意志決定」によって消費されます。
例えば、ケーキ屋さんでショートケーキやモンブランなど色んな種類のケーキから一つ選ぶだけでもウィルパワーは消費されるのです。
先延ばしにしても実はウィルパワーは常に削られる
本来やらなければならないことを先延ばしにしても、実は頭の中で常に残りつづけています。
無意識のうちに意思決定がされている状態になっており、ウィルパワーが無駄につかわれ続けます。
スマホでいうと、つかわないときでも常に画面がつけっぱなしみたいな感じです。
ウィルパワーを温存する方法
繰り返しになりますが、ウィルパワーは「意志決定」によって消費されます。
ウィルパワーを温存するには「意志決定」をしないようにするために、3つの「けずる」アプローチがあります。
- 意志決定の機会をけずる
- 選択肢をけずる
- マルチタスクをけずる
意志決定の機会をけずる
そもそも意志決定をしないようにすることでウィルパワーを温存するアプローチです。
そのためには、やるべきことを習慣化するといいです。
皆さんは歯磨きするときに「よしやるぞ!」って気合を入れてからやらないですよね?
それは、すでに日々の生活のなかで習慣化されていて、意識せずとも自動的に行動しているからです。
下の記事では人間が習慣化するためのメソッドを詳しく解説しています↓
選択肢をけずる
選択肢を少なくすることで意思決定の負担を減らし、温存するというやり方です。
選択肢をけずる方法は下記の三点です。
- 優先順位をつける
- 断捨離する
- 服や食事を固定する
優先順位をつける
優先順位をつけて、順位の高いものから順番に片付けていくことがいいでしょう。
スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」という書籍のなかで優先順位のつけ方を分かりやすく図解にして説明されています。
じぶんの溜まっているタスクを一旦すべて書き出して、4つの領域のどれかに当てはめて取捨選択し、優先順位の高いものから順番に片付けていきましょう。
断捨離する
部屋が散らかっている状態、それはすなわち自分が乱れている状態です。
いわば部屋は自分を映しだした「鏡」だといえます。
モノが多いと「どこに何があるか」把握できなかったり、気が散ってしまい無意識に意思決定がはたらいてしまいます。
必要以外のものを断捨離することで部屋も自分もスッキリしてウィルパワーも温存することができます。
服や食事を固定する
着る服や食べるものをあらかじめ決めておくことで意思決定をすることなくウィルパワーを温存できます。
スティーブ・ジョブズやマイケル・ザッカーバーグは毎日着る服を固定してウィルパワーを温存し、クリエイティブなアイデアを生み出すことに集中していたといわれています。
イチローが昼ご飯に7年間以上カレーライスを食べて続けていたのは、試合に集中し結果を残すためにウィルパワーを温存していたのではないかといわれています。
マルチタスクをけずる
マルチタスクとは作業を同時並行にやる、もしくは短時間で作業を切り替えてやることです。
スマホで例えると、下の画像のような状態ですね
タスクを開いたまま、また別のタスクが貯まっていくと、充電が減ります。
ウィルパワーも同じで作業を完了させずに違う作業をおこなうマルチタスクの状態だと、どんどん消耗していきます。
タスクを先延ばしにせずに「その場で終わらせてから次!」みたいな意識をもちましょう。
ウィルパワーを回復させる方法
ウィルパワーを回復させるには「瞑想」が良いとされています。
瞑想のやり方はすごくシンプルです。
まず背筋を伸ばして座り、目を閉じて自分の呼吸にのみ意識を向けます。
途中で色々な考えや情景が無意識に浮かんでくるので、それに「ハッ」と気づいて再び呼吸に意識を向かわせます。
それを繰り返すことで、ウィルパワーが回復するのに加え、HPを増やすトレーニングにもなります。
ウィルパワーの鍛え方
ウィルパワーは鍛えることでHPを増やすことができます。
人間の脳は長い年月をかけて環境の変化に適応してきました。
本能だけに従い行動していた時代から、社会や組織の中で適応するため、今度は本能を抑えるための意志力が生まれ、脳は進化してきました。
私たちが無意識についやってしまう行動は本能が優位に立っている状態です。
ウィルパワーのHPを高めるには、本能を抑えて意志が優位になるために、脳の外側である「前頭前野」を鍛えるといいです。
前頭前野を鍛えるための方法は下記です↓
- 無意識にやっている行動に気づく
- 無意識の行動を「5つのなぜ?」で分析する
無意識にやっている行動に気づく
例えば、無意識にLINEを開いて、ともだちのプロフィールに飛び、アイコンを拡大していたら「あかん!いま無意識にクソどうでもいいことやってたわ」と気づくだけでもウィルパワーのHPを高めることができます。
無意識の行動を「5つのなぜ?」で分析する
自分が無意識に行動していることに気づいたら、「なんで無意識にこんな行動をしてしまったんだろう?」と5つのなぜ?をつかって分析することでもウィルパワーを高めることができます。
5つのなぜとは
- 何を?
- どうして?
- その時どうだった?
- 何を考えてた?
- どんな気持ちだった?
例えば、「調べ物をしようとYahooで検索かけるつもりが、トップニュースにあった興味のある記事に飛んで、その関連記事をも読み漁ってしまい、結局なにを調べようとしたか忘れてしまった場合」で説明します。
Q:何を?
A:Yahooで検索するつもりが、トップニュースを見てしまった
Q:どうして?
A:気になったから
Q:そのときどうだった?
A:知らん
Q:何を考えてた?
A:なにも
Qどんな気持ちだった?
A:なんかフワッとした感じ
こんな感じでいいと思います。
別に「5つのなぜ?」に完璧に答える必要はなくて、なぜ無意識にその行動をしたか?を自問自答することが大事だと思います。
無意識の理由を自問自答することで、また同じシチュエーションになったときに「いや、まてよ…これ前と同じ状況やん」と気づいて、つぎはその行動を抑制するようにはたらく効果があります。
まとめ:ものごとを先延ばしにしてしまう理由はウィルパワーの不足が原因です。
あらためて本記事の内容を振り返ると
- ウィルパワーとは
- ウィルパワーにはHPがある
- ウィルパワーを温存する方法
- ウィルパワーを回復させる方法
- ウィルパワーの鍛え方
ウィルパワーの仕組みを理解して、適切なアプローチをおこなっていけばきっと、
なりたい自分、夢が現実になるんだろうと思います。
今回ウィルパワーの存在を教えてくれたダイゴさんの著書をもう一度紹介しておきます。
では今回はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました!